未来からの手紙

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「おはようございます、手紙をお持ちしました」 近くから、片言のような機械音が耳に届く。 しかし、沢田真樹には聞き覚えのない声であった。 真樹はゆっくりと起き上がると、その声の方へ顔を向けた。 「手紙をお持ちしました」 目の前の何かは再びそう呟いた。 真樹は事態が飲み込めない。何か言おうと、寝ぼけ眼を擦りあげて口を開こうとした時だった。
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