23人が本棚に入れています
本棚に追加
お金の背後に何が控えているのだろう。
腐敗が進むにつれ、昔の表情を取り戻していく。
想像力の不足、多くの制約、愚鈍さなどから授かった複雑な社会は、闇と静寂によって単純化され、抽象的な表情を帯びていた。
人間の身に起こりえる事柄は、予め決定されているが、偶然が未来を違う形に織りあげて行く。
過酷な時代がやってくるが、それらを生んだのは私達であり、犠牲者も私達となる。
新しい秩序を作るには、多くの物を破壊する必要がある。
時間を埋めなければという必然の欲求が、時の終わりに多くの不幸や破壊を生じさせる事を予言し、地上と言う限られた場に、朽ちることのない永遠の形が残されている。
可能性は不安をもたらし、時間はいち早く過去となることを直感し、闇の中をのろのろと進みながら、疲労感は幸福感に似た物に変わった。
最初のコメントを投稿しよう!