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キス…キス…キス……
ふふっ凜の表情を見て思わず、笑みをこぼす。
「なぁ…キスの練習しよっか?」
イタズラ心で言ってみる。
キスの練習と聞いて、びっくりしたのか俺の瞳の奥をじっと見つめ、こくん、と小さく頷く。
「目を閉じて」優しく耳元で囁く。
凜はゆっくりと閉じたの見て、俺は凜の柔らかな髪の毛に手を差し込みながら流し、凜の頬にすうっと指を滑らせた。
凜の唇から震えるような吐息を感じながら俺は凜のぽってりとした唇に近づく。そして唇と唇が重なりあった。
キス…
優しく唇が触れる
キス…
凜の柔らかな上唇を甘噛みしながら唇を濡らす
キス……
深く、深く、凜を感じるように…
ふっと顔を上げて、凜を見ると瞼は落ちていて長い睫毛がしっとりと濡れていた。
ヤバい、可愛すぎる…
「凜、大好きだよ。」
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