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私は光が嫌いだし、それに彼にも彼の事情がある。
だからここで終わるのはどうしようもないこと。
そう思った私は立ち上がり、会話を切り上げることにした……だけど。
彼は言った、言ってくれた――『また会える?』と。
その言葉を聞いた瞬間、私の中で“嬉しい”という感情が沸き上がった。
もちろん私に断る理由はない。
私達は『次の日の夜に、またここで』と約束をして、その場を去った。
……これが、ずっと続く私達の約束だ。
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