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6話 暗黒騎士はリヴァイアサンを倒す
「ユーシィは左、ロキは右を。俺は正面から殺る」
「「了解!」」
走って剣を真っ直ぐ突く。リヴァイアサンに当たりはしたが、綺麗に弾かれる。
「か、硬ぁ!」
ロキも切り掛かるが俺と同様に弾かれる。
「ファイアショット!」
ユーシィが魔法を放つ。
幾つもの炎の弾はリヴァイアサンに吸い込まれる様に直撃する。
そうか!魔法剣だ!
「我が剣に雷を纏え!」
2本の剣に雷が付与される。
俺は地面を蹴り、リヴァイアサンの首にクロスで斬る。
怯んだ瞬間にユーシィがさらなる魔法を放つ。
「ボルカニックフレア!サンダージャベリン!」
大きな炎の弾と雷の大槍が飛んで行く。
「ロキ!目を狙え!ユーシィは大魔法の準備を!」
「「了解!」」
もう一度切り掛かる。すると、ロキが奴の背中を走って右目に剣を刺す。
「赤く燃える地獄の業火、火山から溢れ出す地獄の溶岩よ。我の前の敵を撃て。我が名はユーシィ。ヘルフレイム!」
ユーシィの足下とリヴァイアサンの頭上に大きな赤い魔法陣が現れる。
リヴァイアサンを炎が包む。
ドゴォォォォオオオン…
爆発が起こり、近くに居た俺等も吹き飛ばされる。
「やるではないか。お前に力を与えよう」
リヴァイアサンは俺に向かって猛スピードで飛んで来る。すると、光になって、2本の剣に宿った。
《【リヴァイアサンの加護】【召喚リヴァイアサン】を獲得しました》
「遅かったみたいだ。貴様等、何者だ」
エレナさんが尋ねて来る。
「我等は暗黒騎士団。そして我が暗黒騎士ダークである。」
「私はカゲ」
「私はデル」
どうしよう…。逃げ場が無い。ならば…
「さらばだ。フラッシュ!」
目くらまし用の光魔法で逃げる。
「「「転移、ギルド」」」
光に包まれて転送された。
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