・第3話・

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・第3話・

昨日送ったあのLINEに、もう既読はついただろうか。 布団に入ってうとうとし始めた頃に、そのことを思い出した。 戸谷のLINEを開ける。 まだ既読はついていなかった。 眠いし、もう寝よう。LINEを閉じようとした、そのときだった。 昨日送ったメッセージの横に、既読がついた。 まるで私の行動を見られているような気がして、落ち着かない気分になった。 すると、こんなLINEが届いた。 「何で知ってんだよっ!笑」 お前が情報ばらまいてんじゃねーのか、と思いながら、メッセージを打つ。 「知らない人はいないと思うよ?それより、結果が気になるな~」 20秒ほどの間があった。長文でも打っているのだろうか。 「さあね」 3文字打つのにどんだけかかってんの。
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