【12・エピローグ】

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【12・エピローグ】

皆さん、ご無沙汰しております。 常夏温乳(とこなつみるく)と、申します。 北海道、札幌で学生やりながら携帯小説やエッセイを頑張って書いてます! さて…。 先日は、私の大学の友人、Aさんが体験した 『卒業アルバムにまつわるお話』をお読み頂き、本当にありがとうございました。 えっと… 一応、オサライしますと… Aさんが大学の夏休みに、実家の釧路に帰省していた時の事…。 彼女は高校時代に仲が良かった友人、何人かと久しぶりに集まり、町外れに有る川へと遊びに行ったのですが… 何と!何人かがその川に誤って落ちて溺れてしまい、 そのうちの一人、Bさんだけが、とうとう見付からずに行方不明になってしまい… やがて… 夏休みも終わり、Aさんが大学に通うために札幌へと戻った…ある日。 彼女が自分の部屋の棚に有る高校の卒業アルバムを見てみると… その中に写っていた、行方不明のBさんの顔だけが… 異様に『真っ白』に… まるで『ロウソク』…いや、『作り物のロウ人形』の様になっていて…。 「ああ…。たぶんBちゃんは、もうこの世にはいないんだわ…」 と、直感的にそう思ったAさんは… それ以来、高校の卒業アルバムだけは、 「同じ高校の大切な仲間の…『変わり果てた姿』なんて、見たくない…」 と、見るのを止めてしまった…。 と、言う… とても悲しくて切ないエピソードでした…。 実は、ですね。 このお話には『後日談』が有りまして… 今回は、そちらをご紹介したいと思います。
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