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いやいやいやいやっ!
あいや、待たれいっ、という感じに花鈴は両手を上げて、ストップ、と光一を止めようとした。
だが、うっかり両手を上げてしまったので、押し返せず、そのままベッドに転がされる。
「なんだ、簡単に抑え込めたが。
本当は待ってたのか?」
いやいやいやっ、と赤くなって首を振る花鈴の上で、光一は花鈴をやさしく見つめ、
「……冗談だ」
と囁いて笑った。
ゆっくりと口づけてくる。
……いやいや。
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