エンバロ

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エンバロをこっそり開店して早くも3年が経つ。気ままな性格のため店の宣伝すらしてないが、勝手に口コミ拡散で客は増えている。 しかも、個性的なお客ばかり。 この店エンバロには完全予約で個室が2つある。 秘密だが、勝手に自分で予約してあたかも予約でいっぱいのようにしている。 個室だけは特殊な壁で完全防音ではないが厚くしてあるため、中で誰が何をしようと自由。 ヤバいのだけは持ち込み禁止、当然だな。 エンバロルールって作ってはみたが誰が守るのか…… そんなある日、美形の若者が職を求めてやって来た。 沢木紘夢、未成年ではないから雇うと決めたため連絡する。 「あなたがオーナー……」 「 ようこそ、沢木紘夢君。オーナーの藤宮圭衣です、よろしく」 「よろしくお願いします!」 「ところで聞くけど、女と男と両方と、君の恋愛対象は?」 「は?マジで答えるんですか?」 「マジだよ」 「俺は…… あなたに一目惚れしたんです!だから、ここに来ました」 「え…… 俺?」 これはびっくり。 まさか、俺だとは…… にしても、これはおもしろい事だ。 さて、美少年をどうしようか?
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