ステージ1 『誓い』

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「オレたちは駒かもな」 毒を吐くようにライラが言い放つ。 「それをわかっていてもボクはきっと……」 「オレもだ」 意見が一致した。 守りたいと。 「手のかかる子どもですからね」 口調が戻った。イズが纏っていた冷気の空気が一瞬にして消え、いつもの温厚な瞳へと変わる。納得し、理解したわけじゃないが、イズなりにそれでいいと判断をした。だから冷気を払った。 「っとに手がかかりすぎだ。駒でもなんでもオレはオレのやりたいようにやる」 「強さと引き換えに守れと言われるまでもありませんよ。ボクはゼノが好きですから」 「けど、もっと強くならねえとな」 ゼノを狙う者が増えてきたのは明らかで、それに伴い強者も現れ始めた。いくら以前よりは強くなったとはいえ、このままでは守り切れないと、ライラはわずかに唇を噛む。 「約束しましたから……」 「約束は果たす。しっかり見てろよ」 二人はもっと強くなると心に誓い、手を強く握りしめ2人は天を仰ぐ。 「受けてたつぜ」 「受けてたちましょう」 どこまでも続く青に向かい、2人はハクコクジュに世界に挑戦状をたたきつけた。 ◆◆ステージ1 クリア◆◆ 次回予告:ステージ2『毒』 ゼノ「ライたんが死んじゃうぅぅ~」 イズ「ゼノ、口と鼻を塞がないでくださいっ」 ライラ「おまえら、俺を殺す気か~」
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