仁宮町神隠し

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待つ時、退屈になることに備えて、きちんと携帯ゲームを持ってきた私たちは、ぴこぴことゲームを始めます。 やがて、猫の鳴き声も止み、虫の囀りが辺りを支配します。12時を過ぎたのでしょう。お腹も少しだけ空いてきました。 「なんか……眠くなってきたかも」 「うん……僕も」 「ふわぁ……だらしないぞ、お前たち。まだ時間じゃないのに……」 「……」 早くも弱音が撮れました。 今にも目を閉じてしまいそうなほど、 弱っています。
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