ハッピーエンドの定義(最終話)*

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二人のモノを擦り合わせて、兜合わせをする。 なんで知ってるんだろう。 そう思ったのも一瞬で、行為にのめり込んでいく。 「っは、ぁ」 上手くできてる? 喘ぎ声。 可愛いって思ってくれてる? 「ぅん、…………ぁ、は」 ……わざと、喘いでる。 その方が、エロいかなって。 でも段々その自分の声に煽られ始めてる。 ……渋谷と、エロいことをしてる。 それだけで、イっちゃいそうに最高なのに。 「えっろ」 渋谷の呟いた言葉に、煽られる。 嬉しさが、込み上げる。 「っふぁ、あ、んんっ」 イきそう。 擦りあわされた渋谷のモノの熱と硬さに、イっちゃいそう。 渋谷の指と僕の指が触れ合い、互いの熱を吐き出させようとする。 渋谷のモノがブルリと震える。 その時が近くなり、僕もびくびくと震え始める。 どんどん何も考えられなくなる。 白い世界に響く渋谷と僕の吐息。 「っぁ、好きっイく…っぁん」 「イって、中野」
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