師走

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「え?うん元気元気!ピンピンしてる」 よかった。 入院とかしてたら、とか心配だったし。 「え、てかなんで?」 「いやなんか気になってたから」 「マジか」 渋谷は納得したのか、また黙々と写し始める。 旋毛が、くるくるしてるのが可愛い。 いつまで続くかな。 とは思うけれど。 でもまあ、嘆いてるよりは、楽しんだ方がいいと思うし。 というわけで僕は、ちょっとでも渋谷と話すようにしている。 自分からはわざわざいかないけれど。 でも少し、進歩したって思っても多分OK。 もうすぐ、クリスマスだったり、する。 誘えたら、いいのにな。 今までなら、そうだった。 だが今の僕は違います!! そう、進化した僕ならーーしっかりした吸引力、なのにカーペットを傷つけない! ってCMじゃないから!! しかも掃除機って!! いや、何にせよ。 やってみるっきゃないのだ。
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