第1章 一夜の相手は

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私は彼女が送ってくれた、テストライティングの記事を見た。 はっきり言って、可も不可もなく、ありきたりな文章だ。 「私、そう言う面では素人なので。って言うか、社長なんだから園子が見ればいいのに。」 「私は、ライターの添削で手一杯なのよ。テストライティングまで、面倒見れないわ。」 はぁっとため息をつく園子。 ここ3カ月で急にライターさんが増え、記事も順調。 その代り、一人ではこなしきれない仕事の量になっているのだ。 「思い切って、バイト雇うかな。」 園子は、HPのライターさん募集の記事を見ている。 「でも、ライターさん募集のサイトで、校閲の子来るのかな。手数料は仕方ないとして、募集が来ないのは、痛いわね。」 「それだったら、こっちのサイトはどうですか?」
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