第1章 一夜の相手は

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「相馬君には、新人のテストライティング。ライターさんの返信をお願いするわ。」 「最初からですか?」 私は園子の意見に驚いた。 最初は私の仕事の手伝いでも、してくれるのだと思っていたのに。 「何の為に文学部を雇ったと思うのよ。分からなければ私がカバーするわ。」 「分かりました。」 相馬君も、やる気十分。 パソコンを立ち上げた。 「くらら。この前の女の子、まだテストライティング、返信していなかったわよね。」 「はい。」 私が返事をすると、園子はテストライティングで女の子が返信してきた文章を見せた。 「まずは、サイトのコピーかどうか、調べる事。85%一緒ならば、落としていいわ。」 「分かりました。」 ライターは、ネットで元ネタを検索する事が多い。
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