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第2章 朝
夢から覚めた男は
今の夢を不思議に思い
何かのきっかけで異世界へ…そんなパターンの話しのアニメを観る事がある…
しかし武には、そんなカッコ良い事は起こらなかった…現実とは、つまらないモノだ。
武は、もし丘で倒れていた男がと考えていた。
アレが美少女だったら…イヤ、俺だったら…イヤ、動物?イヤイヤ中年のショボイおっさんだったら…ん、おっさんが良い
ハゲで腹が出たおっさんだ!コレが良い
武は夢で妄想を始めた。
ハゲおっさん…よくよく見ればヒゲ生やして眉毛無くて頭光って…かなり怖い顔!こんな おっさんには、なりたく無いベスト10にランキングされるタイプだ!
「ククク」武は笑った、自分の妄想で笑った…かなりキテいる。
武のスマホがタイマーアラームを鳴らした。武はベッドから起きた。
武の朝はだいたいこのパターンで有る
ありふれた日常 何の変哲も面白みも無い日常だ。歯を磨き 顔を洗い 髪をとかし
着替えて、仕事に出発…
しかし今日朝は何か違う…ベッド脇に有るヒスコレ(レスポール・ヒストリック・コレクション)からコトンと小さな音がした?武は慌てた、大事なギターが、数年貯金してやっと買った大事な"彼女"大事なギター レスポールのヒスコレが。
武はギターを撫でた…どうもなってない良かったと安堵した…その刹那眩しい光に包まれ物凄い勢いで吸い込まれた、いやそんな感覚を武は感じた…
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