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※本文ではありません※『忍ぶれど』の宣伝です。小話付き
こんにちは。志生帆海です。
今日は本文ではなく他の作品の宣伝をさせて下さいね。
小話が最後にありますので、そこだけでも読んで下さると嬉しいです。
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『重なる月』のスピンオフ小説『忍ぶれど…』を毎日地道に連載してきたのですが、ようやく昨日『重なる月』とリンクすることが出来ました。
昨日の更新では流が裏山に駆け上がっていきました。
そこで出会うのは……
ワクワクしますね。
このシーンとのリンクでした。
『重なる月』来訪
https://estar.jp/novels/25539945/viewer?page=356
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暗い感じて切なく苦しかった『忍ぶれど』ですが、この先は萌え展開が多くなります。端折ろうと思ったのですが、二人が結ばれるまで書いてみたくなりました。『重なる月』の再開が遅れますが『忍ぶれど』の方で少し遡っていきます。
『忍ぶれど…』(翠・流編 完全版)
兄は俺の光――息が届くほど近くにいるのに、けっして触れてはならぬ想い人
『重なる月』の世界の裏側、丈と洋を迎える側の気持ちを解読していきますね。
リンクシーンから読んでいただくのもおすすめです。
https://estar.jp/novels/26116829/viewer?page=187
少し小話を……
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「翠、今日は七草粥だ」
「ありがとう……」
翠がふっと涼しげな目元を俺に向けてくる。
「どうした?」
「ん……あの日もこうやって向かい合って七草粥を……」
「あぁ、丈と洋がやってきた日か」
「ん……そうだ、一つ気になっていたことがあって……」
「なんだ?」
「どうして二人を出迎えと言いながら、山門ではなく裏山に向かった?」
可愛いな翠。
そんなこと気にしていたのか。
「そりゃぁ、丈は素直じゃないから、真正面から入って来ないと思ったのさ。おかげで初っぱなから美味しいもの見せてもらえたよ」
「美味しいものって?」
「知りたいのか」
「うん」
「あいつら……木陰で……こうやって……」
箸を置いて翠を抱きしめる。
不思議そうに見つめる瞳をのぞき込み、唇を重ねた。
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