※本文ではありません※『忍ぶれど』の宣伝です。小話付き

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※本文ではありません※『忍ぶれど』の宣伝です。小話付き

こんにちは。志生帆海です。 今日は本文ではなく他の作品の宣伝をさせて下さいね。 小話が最後にありますので、そこだけでも読んで下さると嬉しいです。 **** 『重なる月』のスピンオフ小説『忍ぶれど…』を毎日地道に連載してきたのですが、ようやく昨日『重なる月』とリンクすることが出来ました。  昨日の更新では流が裏山に駆け上がっていきました。  そこで出会うのは……  ワクワクしますね。  このシーンとのリンクでした。 『重なる月』来訪 https://estar.jp/novels/25539945/viewer?page=356 ****  暗い感じて切なく苦しかった『忍ぶれど』ですが、この先は萌え展開が多くなります。端折ろうと思ったのですが、二人が結ばれるまで書いてみたくなりました。『重なる月』の再開が遅れますが『忍ぶれど』の方で少し遡っていきます。 『忍ぶれど…』(翠・流編 完全版) 兄は俺の光――息が届くほど近くにいるのに、けっして触れてはならぬ想い人 83ac2089-01cb-40d9-a07b-bf49f5ea1d4a 『重なる月』の世界の裏側、丈と洋を迎える側の気持ちを解読していきますね。 リンクシーンから読んでいただくのもおすすめです。 https://estar.jp/novels/26116829/viewer?page=187 少し小話を…… **** 「翠、今日は七草粥だ」 「ありがとう……」  翠がふっと涼しげな目元を俺に向けてくる。 「どうした?」 「ん……あの日もこうやって向かい合って七草粥を……」 「あぁ、丈と洋がやってきた日か」 「ん……そうだ、一つ気になっていたことがあって……」 「なんだ?」 「どうして二人を出迎えと言いながら、山門ではなく裏山に向かった?」  可愛いな翠。    そんなこと気にしていたのか。 「そりゃぁ、丈は素直じゃないから、真正面から入って来ないと思ったのさ。おかげで初っぱなから美味しいもの見せてもらえたよ」 「美味しいものって?」 「知りたいのか」 「うん」 「あいつら……木陰で……こうやって……」  箸を置いて翠を抱きしめる。    不思議そうに見つめる瞳をのぞき込み、唇を重ねた。
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