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「お前、こんなもん真に受けて悩んでたのかよ!」
勇真はげらげら笑うと、不幸の手紙をびりびり破った。
「澤くん!?」
「悪戯だよ、いたずら。安心しろ。お前、絶対に不幸になんかならねえから」
「でも!」
赤い顔をして涙目で訴えてくる幸に、勇真は少しだけ反省した。
「あ~、悪かった。別に、バカにするつもりじゃなかったんだ」
じゃあ、さ。
「書こうぜ、5人に。不幸の手紙」
「そんなこと、できないよ」
いいんだよ、と勇真は不敵に笑った。
「不幸の手紙を受け取る資格のある5人を、俺は知ってる」
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