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冬は、日が沈むのが早い。
さすがに小学生をいつまでも引き止めるわけにはいかないので、5時頃には帰るように促した。
ちなみに俺はこの後塾の時間だが、学校と同じくさぼっているため、講義の終わる9時まではいつも通りゲーセンか、駅前のカフェあたりにいるつもりだ。退屈だがこればかりは仕方ない。
弓は、寂しそうな表情で、俺を見上げた。
「……また、明日も会える?」
「ああ」
俺は頷いた。どうせ明日もさぼる予定だったしな。
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