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三人でリビングに入ると、面白そうに笑っている妹がまず目に入った。
「鷹也兄さん、おめでと」
簡単に言うと、紗彩は真澄へと視線を動かした。
「貴女が真澄ちゃん。すごく可愛いじゃない」
年上の義妹に褒められた真澄が赤くなった。そんな表情を見て可愛いと思う鷹也は、かなり妻に甘くなりそうだ。弟のことは言えない。
笑っていた紗彩が、今度は表情を真剣にして長兄を見てきた。
「でも、真面目な話、鷹也兄さんが結婚して良かった」
妹からの祝福の言葉には、長兄に対する心配と愛情が含まれていた。
「ああ、ありがとう。
だが、あまり真澄をからかわないように」
言われた紗彩が不満そうに返してきた。
「そんなことしないわよ。こんな可愛い義姉なら妹って呼びたいくらい。本当にしてもいい?」
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