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カーテンをそっと開き、恐る恐る外を見てみると人影が…
ピロン!メッセージを知らせる音が鳴り『会いにきた』と表示された。
えっ!ウソ?!
確かめようと勢いよく窓を開けようとしたが、親に知られたらまずいと思い、そっと窓を開けた。
そこには、月明かりの下、はにかんだ笑顔で頭を掻いている彼の姿があった。
親に知られないないように、スマホのメッセージで会話をした。
月明かりに照らされた彼が、王子様みたいで、現代版ロミオとジュリエットみたいだと思った。
あれ?ロミオは王子様じゃなかったっけ?
まぁいいや。
彼が会いに来てくれた。
ただそれだけで幸せなんだから。
これで受験勉強も頑張れそう。
完
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