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そんなキクちゃんさんの本名は安藤 菊左衛門さんと言ってゴツく、キクちゃんさんの股の間にいる安藤 菊左衛門さんは本当にゴツい・・・。
それは反則級にゴツい・・・。
いや、それはゴツいと言うかデカいと言うか長いと言うか大砲と言うか・・・なんか・・・うん・・・。
「あれ? そう言えば花咲月くんは? 今日は一緒じゃないの?」
そう言ってキョロキョロとしたキクちゃんさんはハムスターかリスのようだった。
「一緒だったんですけど・・・花咲月くん、駐車場で電話掛かって来ちゃって・・・。だから俺だけ先に来たんです。けどもう来ると思いますよ!」
俺はそう答えながらモヤモヤしていた。
あの電話の相手は誰だったんだろう? って・・・。
「そっか! わかった!」
そう言ってニコリとしたキクちゃんさんに俺は『はい!』と答えて気持ちを無理矢理に切り換えていた。
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