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プロローグ。
馬鹿な俺は高校を卒業し、職も見つけないまま家を飛び出した。
高校を卒業した俺は4月から大学に通うはずだった。
めちゃくちゃ頑張って合格通知を手に入れたわけじゃない。
けれど、そこそこの努力はした。
合格通知を手にしたときは嬉しかった。
今までの努力を評価されたと思えたから・・・。
だけど、その喜びは長くは続かなかった・・・。
小学校は6年間。中学校は3年間。高校も3年間・・・。
そして、大学は4年間・・・。
大学でのその4年間をまた頑張れる自信が俺にはなかった。
だから、俺は逃げた・・・。
それは大学での勉強からと言うよりは・・・自分からであったり両親からであったように今は思う・・・。
大学行きを勝手に蹴った俺を親父はこれからもずっと許さないだろう。
親父はそう言う人だ・・・。
大学行きを勝手に蹴った俺を母さんはこれからもずっと悲しむだろう。
母さんはそう言う人だ・・・。
だから俺は逃げ出した・・・は、ただの言い訳だ・・・。
でも、それでも・・・ほんの少しだけでもそれを誰かのせいにしたい気持ちがあった。
そう・・・あった。
けれど、今は・・・もう・・・。
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