桜咲くこの道で、僕は君に愛を綴ろう

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入学式。 今年も新入生が入学した。 「それでは新入生代表の挨拶です」 静まりかえった講堂で一人の少女が壇上に上がった。晴れやかな笑顔と美しい姿勢に僕の目は奪われていた。自分だったら緊張して震えてしまうに違いない、自分より10歳以上も下の少女は緊張した様子もなく凛とした表情で明瞭な口調で話した。綺麗だ。そう思った瞬間に僕は彼女に恋していたのかもしれない。 彼女と僕の間に接点はないまま1年以上が過ぎた。
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