時期を間違えて召喚された聖女は聖女と知らずに異世界生活を満喫します

贈り物は何ですか？

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「次は…」

「この可愛いラッピングは誰からなんですか？」

「それはたぶんジョナサンさんですよ？」

「ジョナサンさんてあの？」

フォルトは決闘の時にあったムキムキ筋肉の大男を思い出した。
ユウはフォルトの想像している事がわかるのかクスクスと笑っている。

「ジョナサンさんは可愛い物を選んでくれるんですよ～
確か貰ったことのあるグローブは手首のところがピンクでしたし…」

「人は見かけによらない…」

「そうですか？」

「ユウちゃんもそうだよね～
あんなに強いなんてね～」

「それは鍛練のおかげですよ～」

笑顔を見せながら袋を開ける。
中から出てきたのは可愛い柄のチョーカー。
そしてブレスレット。

「乙女趣味…」

「違いますよ…
ガーナさんへのプレゼントとかを調べるのに可愛い物を色々調べたらしいんですよね～
愛ですね！」

「そう言うものなのか？」

「そんなものですよ～」

嬉しそうに袋に戻していく。
リリアリスからはイヤリング。
魔法防御の効果がある。
そしてアレルからは十徳ナイフ。

「これで遭難しても大丈夫ですね～」

「どこで遭難する気ですか…」

ニコニコと笑顔のユウに溜め息が出るディアレストだった。

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