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「ユウちゃ~ん!」
「カーラさん?
どうしたんですか?」
「またポーション作りに来てくれない?」
「良いですよ~」
魔法薬師協会の前を通るとカーラに声をかけられた。
横にはロロもいる。
「ロロさんおはようございます!」
「お、おはよう…」
「ではまた後で来ますね?」
「うん…
待ってる…」
「甘いもの用意しとくね~」
「楽しみです!
では行ってきます!」
笑顔で走り去るユウ。
それを見送るカーラとロロ。
「ロロ…
今日も誘わないの?」
「姉様…
だってユウちゃん綺麗になったし…
僕なんか…」
「好きなんでしょ?」
「そそそそそんなこと!?」
顔を真っ赤にするロロ。
「好きか好きじゃないかって言われたら…
好きだけど…
でも僕はこの場所で良いんだ…
ユウちゃんを見守れるこの場所で…」
「ロロ攻撃魔法も練習中よね~
騎士団にも入ったし…」
「頑張ってる…
クロさんが先生だから…」
「頭痛しかしないわ…」
そう言いカーラはユウが走って行った方をみた。
「さて!
おやつは何にする?」
「ガトーショコラ作る…」
「ユウちゃんが前に美味しいって言って食べてたやつね?」
「うん…」
「料理出来る男子はポイント高いわよ~」
「が、頑張る…」
ロロは先に中に入っていった。
(ユウちゃん人気だからライバル多いわよ?)
弟が上手く行くように願いながらカーラも中に入っていった。
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