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私が六嶋家に嫁いでからも相変わらずろくしま呉服店の繁盛振りは止まらず、本店の他にも幾つかの支店を構えるほどになっていました。
夫には身寄りがないということで広い屋敷には私と夫、そして歳を召した数名のお手伝いさんがいるだけでした。
皆さんとても優しくて私を孫のように可愛がってくださるので仕事で忙しくて留守がちな夫がいなくてもさほど寂しいとは思いませんでした。
もっとも夫が屋敷にいる間は始終私の傍にいて愛して下さるので寂しがっている暇などはありませんでしたが。
「あぁっ、あっ……は、激しいです」
「んっ……だってそんな可愛い声を出されたら我慢出来ませんね」
「ひゃあ! あ、ああぁっ、あんあんあんっ」
初夜の日から月日を経て、私は夫から受ける行為にすんなり応えるようになっていました。
「ほら、見てごらん。此処、こんなに赤く熟れているでしょう?」
「あ……や……恥ずかしい」
「またそんな恥じらうような表情を見せて……それがどれだけワタシを煽るのか分かっていませんね」
「!」
姿見の前で大きく脚を広げられ秘部を晒されていた体がいきなり反転しました。
「翠」
「な、なんですか……あっ!」
四つん這いにされた私は頭を畳に擦り付かされ高く腰を持ち上げられたと思った瞬間、熱いモノが私の奥深くにねじ込まれました。
「くっ、あっ……翠っ」
「ひゃっ、あ、あぁぁっ、深ぃ……奥まで……あっ、あぁぁぁっ!」
今まで知っている感覚と違うものが私の中を通り抜けて行きました。
それはお腹の中を抉る感覚にも思えて、思わず悲鳴にも似た甲高い声をあげてしまいました。
「翠、翠……はぁはぁ…はぁあ」
「ひっ……ひぅ…あ、あぅんっ」
後ろからの激しい律動は早々に私の中をザワつかせました。キュウキュウと中が痙攣し夫のモノを締め上げます。
それと共に夫は私の中に大量の欲を吐き出します。
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