444人が本棚に入れています
本棚に追加
「あぁ、金持ちの奥方の相手ということ?」
「……いえ……その……」
「何、女じゃないの? ──ということは……」
「……」
まさか……
「男娼?!」
「……っ」
「じゃあジンは男と寝たの?」
「……」
「寝たの?」
「……ハイ」
「……ふぅん」
男とどうやって寝るのだろうと不思議に思った。
男同士でそんな事が出来るのかと───少しジンを見る目が変った。
「じゃあジンは女とも寝たことがあるの?」
「え」
「あるの?」
「……い、いえ」
「ないの?!」
「……ハイ」
一瞬何ともいえない衝動が体の中を突き抜けた。
男とは寝ているくせに女とは寝たことがないだなんてなんとも可笑しな話だ。
「……」
「……おじょうさま?」
「じゃあ私が相手になってあげる」
「え」
「私がジンの最初の女になってあげる」
「! な、何を仰って──」
「本気よ」
そういいながら裾を大きく広げ更に湯文字まで捲り上げジンの前に秘部を晒した。
「っ! お、お止めください」
真っ赤な顔をしてそっぽを向くジンの仕草に胸が高鳴った。
男を知っているくせに女の秘部を見て赤くなるなんて可愛いと思ってしまった。
「ジン」
「!」
ジンの手を取ってそっと太腿の奥へと導いた。
最初のコメントを投稿しよう!