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(床の間・・・あっ!みぃは?みぃは何処なの⁉)
「あの猫はね」
日引は寂しそうに僕から顔を背けた。一気に不安と嫌な予感が押し寄せる。
(みぃは・・・みぃは・・・僕、みぃに悪いことしちゃったんだ・・・)
(そうきね。本当にあの時は驚いたきね)
懐かしい声がした。
(みぃ!)
みぃは、ヒョコっと日引の後ろから顔を覗かせている。
「ヒヒヒ。あんた達は面白そうだからうちに連れてきたんだよ。他にもいろんなのがいるから仲良くしなよ。特にあんたはね)
日引はみぃに言い聞かせるように言う。
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