第一章 絶望の日

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翔「おぉっ、ダイヤモンドじゃん」 翔「ん?」 翔がいくらマウスを動かそうとも、キーボードを押そうとも、Minecraftは動く様子もなかった。 最初はただのラグかと楽観的に捉えていたが、一分、二分経っても動きやしない。 翔(フリーズか?) とも思ったが、あまりにも長すぎる。 翔(おかしいな、一度電源を...) 翔は渋々電源ボタンに指先を伸ばした。 しかし... 翔「は?」 電源ボタンすらも反応がない。 翔「時が止まってたりして」 冗談半分のことを口にして、席を立ち、外を見た。 車はいつも通り道路を走行している。 目の前にある一戸建てもいつも通り。 全てがいつも通りだ。 いつも通りじゃないのは・・・
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