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第1話 夢に出てくるお姫様…
俺は…その彼女に初めて出逢った時に
毎夜 夢に出てくる麗しのお姫様とイメージが重なった。
そのお姫様は3年前から…俺の夢に出てくるようになった。
彼女は気高く美しく…非の打ち所が無い
完璧な女性だった。
彼女は俺の通っている中学校に転校してきた…。
……………
転校してきたばかりの彼女と他の女子が話しているのを偶然聞いたのだが…
「竹田さん…ねえ、前の中学校でさあ…好きな男の子とかいたの? キスとかは?」
「ううん……全然だよ。 唇もバージンだよ。」
それを聞いて……俺は飛び上がるほど嬉しくなった。
《よっしゃ! 竹田さんのファーストキスは、俺のものだ!》
彼女の名前は竹田セリーヌ・ミシェル 姫子…
名前から分かるように彼女はフランス人の父親と日本人の母親とのハーフ…
髪の色は黒だが目の色はグレー…
一目で好きになった。
その日から、俺は彼女のファーストキスを奪う事に必死になった。
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