プロローグ〜世界の決まり〜

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ここは魔法が存在する世界。 魔力というものが存在し、人や生物はそれを所持している。 その魔力には属性というものが存在する。 攻撃特化の火属性   火魔法 防御特化の土属性   土魔法 治癒特化の光属性   光魔法 別名 白魔法 速度特化の雷属性   雷魔法 風を操る風属性    風魔法 水を操る水属性    水魔法 呪術中心の闇属性   闇魔法 別名 黒魔法 普通の人間や生物には一属性しか所持して生まれてこない。 しかし、属性を二つ以上持つ者が現れた。 その者たちは徐々に力をつけていき、現在の貴族として存在することになる。 また、日常生活のために無属性の無魔法というものがつくられた。 これはその属性を持たない者でも便利な魔法を使えるように、というものだが、無理やりに作ったため、よほどの者でないと使えない。 それらを無魔法も含め、これら八つを基本八属性魔法と言い、俗語で普通属性、普通魔法と呼ぶようになった。 しかし、この世界には普通属性以外にもまだ多くの種類の属性があり、それらを似基本八属性特別魔法、俗語で派属性、独立属性特別魔法、俗語で特別属性と呼ぶ。 似基本八属性特別魔法とは普通属性の魔法に似ている属性である。 例を言うならば水属性の派属性は氷属性となる。 独立属性特別魔法とは普通属性でもなく、派属性でもない属性を指す。 いくつか例を挙げるならば、植物属性、空間属性、時属性などだ。 しかも、まだ発見されていない属性があるというから驚きだ。 まだまだ属性は増えていくこととなるだろう。 そして、物語の舞台となるギルガメシュ王国は大陸の中で最も大きい国だ。 ギルガメシュ王国にはいくつか特殊なことがある。 まずは普通属性の帝という存在がいることだ。 彼らは世間に顔出しをして活動していないが、その属性の最強として存在している。 無属性の無帝   基本強化系の魔法を使役し、近距離戦で力を発揮。 火属性の炎帝   攻撃魔法を使役し、遠距離戦ではかなり強い。 水属性の水帝   トリッキーな魔法を使役をし、巧妙に戦う。 雷属性の雷帝   スピードを生かし、相手を翻弄して戦う。 土属性の地帝   堅い守りを生かし、仲間を守る。 風属性の風帝   風を生かした魔法で遠距離戦でも近距離戦でも力を発揮。 光属性の光帝   仲間を治療し、戦線復帰をさせる、帝の医者。 闇属性の闇帝   闇討ちを得意とし、不意打ちで相手の隙を狙う暗殺者。 そしてすべての属性を極めた国内最強の帝を総帝という。 ここで述べたことは一例であるがそれぞれが総帝のもとでそれぞれの役割をこなして戦う。戦いのプロフェッショナルだ。 彼らのおかげで国の平和が保たれているといっても過言ではない。 また、二大貴族という貴族がギルガメシュ王国には存在する。 マルタ家とジャンヌ家だ。 マルタ家は光属性以外の属性を持っている家系で、ジャンヌ家は闇属性以外の普通属性を持っている。 王族でも普通属性すべてを持っていることはないのにこの二つの家系のみ、この王国、いや、世界で存在している。 普通は国でも持っていそうなものだが、過去から忠誠が高い二つの家であるため、特例でだた二つの公爵家としてギルガメシュ王国に存在している。 その理由の一つとして王族が代々、カリスマ性を保持しているからだろう。 だから忠誠を誓い続けているのかもしれない。 そうして、王族と二大貴族は仲を深めていき、今、平和なこのギルガメシュ王国が存在することとなる。
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