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転生
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宵闇の下
子猫の鳴き声に誘われ来てみれば
まだ幼さの残る十五、六の青年だろうか
触れてみるとさほど時間は経っていないことが分かる。
『 、、、可哀想に 』
今日の【仕事】に情報はなかったはずだ
どうしたものか、、、
視線を宙に這わせて考えをめぐらす。
この【仕事】を長年経験していると稀に起こる出来事。
数分ぐらい考えをめぐらしていると、持っていた仕事用のポシェットが青年の方向へふわふわと動きだす。
考えるこをやめ、ポシェットと青年を交互に見詰める。
今日も【仕事】が失敗に終わり上司に怒られるのを覚悟していたが、、成功するかもしれない。今回の件は上司にどんなに怒られようが慎重に行い成功させたいのだ。
青年に反応をみせるポシェットを見詰め、妖しく微笑む。
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