39人が本棚に入れています
本棚に追加
/345ページ
二人で夜空を眺めるどころか宇宙空間にいる。ロマンティックを越えて神秘的だった。しばらく静かに眺めてから白亜は尋ねる。
「ミサキさんはバストの大きさを女性らしさだと思っているようだけど、男はどこだと思ってる?」
「男性、ですか。そうですねえ。うーんと、筋肉? 肩幅とか、えーっと」
「俺はここだと思うよ」
ミサキの手をそっと取り、白亜は熱く硬い起立を触らせる。
「え、あ、やっ」
突然のことでどうしたらいいのか分からず、固まっているミサキのバスタオルを白亜は剥ぎ取る。そして文字通りベッドに押し倒す。
「で、やっぱ女性はバストだな」
「や、だ、だめです! 見ないで」
「フフッ。暗くて見えないよ」
二人の身体にはまばらに星々が映り、はっきりと見えることはない。ミサキはこうなった状況よりも小さな胸を見られることが恥ずかしかった。
「知って欲しいんだ。バストはどんな大きさでも素敵だってね」
「で、でもっ、あ、や、あっ」
白亜は繊細な手つきでミサキの両胸を優しく揉みしだき始める。
「ほら、男とは絶対違う。どんなに小さくてもやっぱり女性らしい柔らかさだね」
「あ、だ、だめ」
白亜は揉みしだきながら、乳首に口づけを始める。やがて乳輪をゆるゆる舐め、吸い、乳首を甘噛みしたり吸ったり複雑な動きを加える。ミサキは今までこの小さな胸に執拗な愛撫を受けたことがなかった。
「乳首も可愛いね。いつまでも吸っていたい感じ」
「あ、は、白亜、さんっ」
快感を得ているミサキに白亜は甘ったるい声で「男らしいとこと女らしいとこ合体させるね」と囁く。
ぼんやりなんだろうと思っていると、白亜が身体を起こしミサキの胸元に体重をかけないように乗る。
「俺の挟ませて」
「え、わ、私のむ、胸で? む、無理ですっ」
「フフッ、無理じゃないよ、ほら」
わずかだが白亜の起立を小さな胸は挟んでいる。ミサキも一応パイずりというプレイを知ってはいたが、巨乳の女性がするものだと思っていたので自分には一生、縁のないものだと思っていた。
「あ、わ、私の胸で、は、挟んでる!?」
白亜は胸の大きさで、パイずりをするしないを決めることはなかった。つまり胸の大小で差別することはない紳士なのだ。
最初のコメントを投稿しよう!