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「あー、すっごい、かわいいおっぱい。気持ちいいよ」
「え、き、気持ち、いいんですか?」
「うんっ、こんな可愛いおっぱいに挟めるなんて最高だよ」
「か、可愛い、おっぱい」
白亜は自分ばかりが気持ちよくなっていること気づき、ミサキの乳首を優しくつまむ。
「あ、だ、だ、めっ」
「う、くっ、こ、これ以上はダメだな、出ちゃうよ」
さっと起立を胸から離し、白亜はミサキの隣にねぞべった。
「あ、あの、もうやめるんですか?」
「ん? イクまでしてもいいの?」
「え、ええ。あの、白亜さんが気持ちいいなら」
恥ずかしそうに言うミサキに白亜は心を揺さぶられる。
「ありがとう。すごく、嬉しい。それになんだか、君が愛しいよ」
「白亜さん……」
「ごめんね。ほんとはお互いに気持ちを確認し合ってからだよね」
伸びてきたミサキの髪を撫でながら白亜はまた宇宙を眺める。ミサキは白亜のキラキラ光る少年のような目を見つめて不思議な気分になる。
どんな男でも相手の女性(ミサキの胸)に不満を抱いても、事を始めてしまえば途中で終わることはないと思っていた。白亜は気持ちを大事にして行為を止めてしまった。
「あの、白亜さん。男の人って途中で終われるんですか? 辛くないんですか?」
「ん? うーん。もう俺もいい歳だしさあ。若いときはそうだったかもね」
しばらく宇宙空間に漂ってから二人は身体を起こす。
「じゃ、これから恋人ってことでいいかな」
「あ、あの、ほんとに? 私でいいんですか?」
「もちろん。ミサキさんが嫌じゃなければ」
「嫌じゃないです! 嫌じゃないです!」
「よかった。明日、夜またご飯でも食べにいこっか」
「はいっ!」
こうして二人は普通にお付き合いを始めることになった。
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