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ぼんやりとしたルームランプに白いベッドだけが浮かび上がる元々の部屋に戻る。フェイクは何もかも消えてリアルな二人の身体だけが残る。
胸を隠そうとする両手を白亜はつかみ開かせる。
「可愛いって、言ったでしょ?」
丸く丸く撫でまわしながら、目元を潤ませてくるミサキにそっと口づけをする。軽く触れるか触れないかそっと優しく、ついばむようなキスを繰り返す。
首筋や背中を長い指先が羽毛のように撫で上げる。
「ふぁっ!」
シャンプーをされる手付きで全身を撫でまわされ、ミサキは身体中が気持ちよさで震えてくるのが分かった。その手がまた自分の髪を撫でたとき、安心感と更なる心地よさを感じる。
「あ、んっ」
乳首を咥えながら白亜はミサキの太腿を撫で上げ、柔らかい蜜源が潤っていることを確かめる。
「よかった。感じてくれて……」
彼のシャンプーで感じなかったミサキに、自分のテクニックが効かないのではないのかと心配していたのだ。
「は、はずかし、い」
「可愛いよ。それにすごくセクシーだ」
セクシーなのは白亜だと言いたいがミサキの口からは喘ぎ声しか出ない。
「いつも挟んでもらってるから、今日はいっぱい気持ち良くしてあげるね」
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