君へと綴るこの想い 今君に贈ります

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「こんな感じ?」 「いいんじゃない?」 私は万年筆を置いた。 そして私の学校ではちょっとしたコンテストが開かれる。 短編劇のコンテストだ。 お題に沿って自分で短編劇を書いて、演劇部がその中から何作か選び演じる。 それを見にきた人たちが投票する。 一番投票が多かった人がその短編劇を長編劇にし、演劇部が公演会で演じる 私は今回、それに応募する。 お題は“今君に贈ります”。 それを今、書き終わったのだ。 「“君へと綴るこの想い”通るといいね、結絆」 「うん。愛生が生きた証、残していきたいから。それにね、これが残ったら私が生きた証でもあるからさ。私たちが生きた証、生きてる証がみんなの心に残りますように」 そう言いながら私は封を閉じた。
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