名前:湯けむり連続殺人事件

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名前:湯けむり連続殺人事件

生没年:2017/04/08〜2017/06/07 小説の成長記録: サスペンスの子供として2017/04/08に生まれた。病気がちの525文字の子供であった。サスペンスも慣れない子育てに育児ノイローゼとなり、成長が多い時で200字、少ない時で15字とかなり鈍る。しかしそれでもなんとか飢えをしのいでいたが、2017/06/07栄養失調で亡くなった。全文字数:2250字 小説の性格: 地方にある有名温泉旅館の湯治場で殺人事件が起こった。被害者は旅館の常連客であり、今回は家族旅行で旅館に泊まっていた会社社長の猿山サル男である。 警察が駆けつけて捜査を始める中、旅館の女将の松子は被害者の社長が最近娘のサル子とその彼氏の毛だらけで全身真っ黒な外人との交際でもめていたことを旅館の仲居から聞く。 なんでも首を突っ込みたがる性分の松子は居候の小説家崩れの竹夫とともに独自に事件の究明を開始し、早速娘のサル子に事情を聞こうと部屋を訪ねたが、すでにサル子は何者かによって殺されていた。真犯人を突き止めようと今度は会社社長の妻のゴリ子に事情を聞こうと部屋を訪ねたが今度はゴリ子が殺されていた。 松子は今度の事件は複雑怪奇、もしかしたらポートピア連続殺人事件みたいなのかもと居候の竹夫に事情を聞こうとするが今度は竹夫が殺されていて、松子はやはり地球上の生き物で人間が一番複雑怪奇だわと妙な感慨を覚えるのだった。 小説の成長秘録: 作者が初めて書いた推理小説である。とりあえず書いてみたものの、推理小説のノウハウさえよく知らない作者はとにかく衝撃と意外性だと考えて何も考えずに思いつきで事件を立て続けに起こしてしまう。しかし冷静になって小説を読み返してみると犯人がどう読んでも主人公にしか読めず、そんな事意図していなかった作者は2017/06/07地球上の生物の生物の中で人間が一番複雑怪奇と訳の分からない事を書いて連載を終了してしまった。 ここで疑問なのは作者は何故サル子の彼氏の毛だらけで全身真っ黒な男を登場させなかったかである。彼を犯人にする事だって出来たはずなのに。レイシズムだと叩かれるのをを恐れたのか、あるいはエドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』の真似をしたくなかったからなのか、いや、恐らく何も考えていなかったのだろう。
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