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それからしばらくして、イートンが町にやってきたと噂がたつようになりました。急に人がいなくなったり、家がなくなってしまったりしたからでした。
イートンが怒って、仕返しにきたのです。
王様は怖くなって、お城の一番奥に隠れていましたが、町はどんどんイートンに食べ尽くされ、やがてお城も王様も食べられてしまいました。
何もない所に立ってボーッとしていたイートンは、次に何を食べようかと考えました。そして、自分の手をしげしげと見つめると、がぶりと噛みつきました。
「……おいしい」
手を食べ、足を食べ、どんどん自分を食べていったイートンは、ついに顔だけになってしまいました。
それからイートンはどうしたか?
それはまた、次のお話────
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