2019.6.18

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2019.6.18

僕が悪夢を見た時、決まって縋る脱出方法がある。 それは空を見上げる事だ。 今日見た夢なんて正に悪夢で、何処かも分からない戦場で、負傷した右脚を引きずりながら逃げ惑う夢だった。 四方から飛び交う弾丸が僕を容赦無く襲い、爆炎と煙に肺も焼かれる。 息絶え絶えの僕は、助けを乞うように空を見上げる。 そうすればいつだって、それこそ空をミサイルが泳いでいても、淀んだ雲に切れ目が入ってそこから光が差してくる。 そして僕は命を救われ、悪夢から目覚めるのだ。
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