呑まれるなぁ!

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呑まれるなぁ!

26歳。本城 智。 無職になり、1ヶ月が経ちました。 「くそっ。俺がなにしたって言うんだよォ。。、」 「この話何回目だよ。。。しかもお前が100%原因だろ。」 俺の幼なじみである、千佳はいつも俺に冷たい。身長は188cm、少しつり目で髪は何故か伸ばしていて後ろで一つに束ねている。スラーっとしていて細身のスーツが良く似合う。そして、とにかく女子にモテる。 「だってぇ、俺の彼女が社長の愛人だとか普通思わないでしょぉ〜!あんなに沢山欲しいもの買ってあげたり色んなところ連れてってあげたりしたのに、社長に呼び出されてほっぺ思いっきり殴られて、、、「二度と会社に来るな!出てけ!」って。酷すぎると思わない?ねぇ、千佳〜。」 頬を手で擦りながら、千佳のほうを見ると涼しい顔をして、店員を呼びつけ追加の注文をしている。やはり、聞いていない。 俺は、ムスッとしてグラスに残っている生ビールをグイッと飲み干す。 「まぁ、お前、ルックス良いからな。寄ってくる女なんていくらでもいるだろ。まぁ、中身は残念だし、見る目も無いけどな。」 俺たちが座っている席の隣や前後からやけに視線を感じていたが、まぁ千佳に向けられているだろうと思っていたが、どうやら俺にも向いてたらしい。社長の愛人曰く、「背が高くて、目が大きいしぱっちり二重だし、色白で全体的にバランスが良いからモデルかと思ってた」とのこと。身長は千佳には負けるが180はある。 「それと、これとは、違うんだよ。。。もぉぉ、立ち直れないよ俺は。。。それからのみたりなぁぁい」 「おい。ここで寝るな!!それからもう飲むな!酔うたびにこの話するけど、もう1ヶ月前の話だ。そろそろ立ち直れ。帰るぞ。」 「んんん。帰る。。。」 「ねぇ千佳。。。」 「なんだ?」 「帰る、家が、無い。」 「は?」 「だぁかぁらぁ、何日か泊めて?」 「はぁぁぁぁ!?」
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