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『そうなんだね・・。でも・・。私からは』と話す紘子
『そうだよね。紘子ちょっと違う話してもいいかぁ??』と微笑む凪
『うん。いいよ。何??』
『高校3年の秋の時のことなんだけど・・・。覚えてるかなぁ。紘子たちがデートするって言ってた時のこと』と紘子を見つめる
『うん・・。覚えてるよ。でも・・あのデートは・・結局なくなったよ』と話す紘子
『そうだよね。あのデートのこと雅也すごい気にしてて。』と話す凪
『そうなんだね。私・・あのデートだけは絶対行きたかったんだよ。』と寂しそうに話す紘子
『2人で行ける最後のデートだから??』と凪
『えっ・・。なんで』と目を見開く紘子
『雅也がね。そうやって言ってたの。最後のデートなのにって。なんで抜けられないテストがその日に入るんだって凄く怒ってた』と話す凪
『私そんなこと全く知らないよ・・・。どうして・・私には言ってくれないの』ともっと悲しくなる紘子
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