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こうして始まった私たちの奇妙な同居生活。
まさか、この先、ずっと賢吾と暮らすことになるなんて、この時は考えてもみなかった。
直接言えない私は、心の中だけで呟く。
賢吾、私を支えてくれて、ありがとう。
この日、世界一不幸だと思ってた私を、幸せにしてくれてありがとう。
我が家の表札が、「紅林」から「葉山」に変わるのは、この日からわずか1年後のお話。
─── Fin. ───
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