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タケト
「あ?あれ?
おれら…何してた?」
てっちゃん
「え?えーっと…
あぁそうそう、家に帰るんだよ。
タケんとこ、仕事から早く
帰ってきたんだろ?」
タケト
「あぁ、そうだった。
ったく、てっちゃんとパーティー
するとこだったのによ」
てっちゃん
「とか言って、タケ、
ニヤニヤしてんじゃん」
タケト
「へへへ」
ケーマ
「かえろー♪」
ふー、やれやれ。
ネックウォーマー取り上げられて
どうなることかと思ったけど、
なんとか切り抜けたぞ。
神様にバレたら、
大変な目に遭うところだった。
今回はボクの気まぐれで
ひみつをばらしちゃったから、
記憶を消させてもらったけれど。
大人になって、
サンタクロースってやつの意味を、
自分自身の手で自分なりに
見つけていたなら。
その時また、キミたちに逢いにいくよ。
その頃にはきっともうボクは、
見習いじゃなくなっているハズだから。
堂々と、キミたちにプレゼントを
渡しに行ってもいいかい?
…いいでしょ?
聖夜のひみつ〈完〉
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[オリジナル執筆期間]
2014年12月23日
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