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002
翌朝。ちょっと早めに目を覚ました俺は、ゆったりと朝飯を食べる。
現在7時半だ。
我が事ながらドキドキしている。装備をどうしたら良いのかとか、銃はどうしようかとか、そういうことをネットで検索。
一通りの情報を頭に入れて欄間らんまのアホが来るのを待つ。現在時刻は8時半になったところだ。
ソワソワして落ち着かない。時間が思いの外、ゆっくり過ぎる。「早く9時にならねぇかなぁ」
そうして天井にぶら下がる電灯の紐にパンチをしながら弄んで時間を潰す。それから9時を少し回った頃。玄関のチャイムが鳴った。
俺は急いで玄関へ向かいドアを開けた。そこには軽装の親友の姿。思わずツッコむ。
「おいおい。そんな軽装でいいのかよ?」
俺の言葉に欄間が頷く。
「あぁ。何でも装備品は貸し出しがあるらしいからな。それにフル武装して電車とか怪しすぎて通報もんだろ」
その言葉に確かにと頷く。
「よし! じゃあ行くか!」
こうして俺は悪友と供に初めての一歩を踏み出したのだった。
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