二人だけの秘密

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―――やばっ、指が……。 激しく動揺する私をよそに 私なんかと指が触れたくらいじゃ、 なんとも感じない様子の山森くん。 相変わらず、可愛い笑顔のままだ。 ―――それにしても癒されるなぁ。この顔。可愛すぎる。 山森くんは、自分もカップを口につけた。 立ったまま壁にもたれる山森くんは、 「……今って、二人きりですね」 意味深な発言をして じっと私を見おろしてきた。
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