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それに、数年に一回だけど、地球へ出張帰りもできる。ずっと会えないわけじゃない。一度歩みはじめた道だから、前を向いて、着実に一歩ずつ進もう。
ねえ、望。いつか絶対に、月の浦の公園でも、月の裏の公園でも、今までとこれからの会えない期間の分まで、いっしょにずっとずっと遊びましょう。遊び疲れるまで、遊びましょう。
二十三世紀という時代は、少しずつ不可能が可能になっていく時代だね。その時代に生まれ育ちゆく子どもたちに、より拓かれた可能性を、このまんまるお月さまの光のように届けられますように。
おわり
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