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突然宣告された余命。
自分はまだ15年しか生きていないのに。
なんで自分なのだろう。死ななくてはいけないほどの悪いことをしてしまったのだろうか。
さっきまで、普通の高校生として生きていたのに。何かの間違いであって欲しい。
泣き崩れる母、立ち尽くす父が嘘ではないと語っている。
今まで出来ていたことが途端に出来なくなっていく。
不自由さを嘆くより、恐怖のほうが勝る。
怖い、痛い、苦しい。でも、まだ生きていたい。
やりたいことがある、やっていないことが沢山残っている。
まだ死にたくない。ここで終わりたくない。
誰か、助けてよ。
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