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元王子。宦官になる。
「おい…お前。着いたぞ!!起きろ」
んん…眠い…
「起きろって!!」
!?!?!?
ものすごく痛い刺激に俺は飛び起きた。
「やっと起きたか。着いたぞ。ここが香蓮だ。良い所だろ?」
目の前に広がる風景に俺は目を輝かせた。
「ほんとだ。いいところだ」
「ダロォィ??」
色鮮やかやな服で身を包んだ女人。
世界にはこんなきらびやかな町があるのか。
周りを見渡して色んな思いに浸っているとザワザワと周りが騒がしい。
「あの人の髪の色。変よ。何あれ。」
なるほど。こっちでも髪色で差別されなきゃ行けないのだな…世界とは小さいものだ。
周りの目を気にしながら近くにあった宿屋に入った。
中に入ると、俺の住んでいた所とは何から何までが違うものだから驚いてしまった。
宿屋のおじさんは困惑しながらも部屋を貸してくれたのでいい人と俺の中で認定しよう。
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