ドクターラッキーはなぜ殺されるのか

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思い付いて書くゲームご紹介シリーズ。 今回は割とスペースを必要とするボードゲームのお話。 「キルドクターラッキー」という名前からして物騒なボードゲームがある。 プレイヤーはドクターラッキーという爺さんに満点の殺意を抱く者となり、館の中を高速で徘徊するドクターラッキーを殺害するのが目的である。 名前の通りと言えばそうなのだが、実に物騒なゲームである。 ちなみにキャラクターは複数人いて、そいつらが全員「ぬぅぅぅ、あの爺、もう許すぁん!! ぶっ殺してやるぁぁぁ!!」と殺意をたぎらせている。  しかも、全員が他の誰にも見られる事無く殺害しなきゃ、と思っているのだ。 ちなみに何をされたのかははっきりしていない。 各自の妄想で補わねばならないのだが、奴らの抱える殺意の形が特殊なので妄想も難しい。 多分だが、超恥ずかしい秘密を握られているんだと思う。 例えばそう、チュッパチャップス鼻に詰めて取れなくなったことがあるのを知られているとか。 ママのパンティ履いて登校して、ドキドキの一日を過ごしたのが快感だったことがあるのを、やっぱり知られているとか。 人と共闘すれば容易いけれど、それで誰かの耳に自分の秘密が入るような事があってはいけない。 けど、あの爺は生かしちゃおけぬ。 ひっそりと、だが確実に殺害を実行するのだ、とかそんな感じか。 まあ、この辺の解釈は自由。
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